【第三話】クローン病患者の社会人編 | 謎の腹痛と発熱

前回の【第2話】の就職活動編では、徐々に影を見せ始めたクローン病に負ける事なく就職活動をやり抜くまでの日々をご紹介した。幼い頃からの「都会で働く」という目標を達成し、無事に社会人を迎える。今回この記事では、そんな前回までの続きである、社会人編の出来事をご紹介したい。

前回の記事を読んでいない方はこちらからチェックできます。

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就職活動編

メガバンク就職から1年目終わりまで

前回の記事で無事に就職できた事を紹介しましたが、実はその就職先というのは某メガバンクです。メガバンクは支店の9割が都会にあり、ほぼ間違いなく都会で働け都会の中心部に住む事ができるので、他の会社と悩んだ挙句就職を決めた。この物語の記事を最初から読んでくれている方は「メガバンクってストレス凄そうだけど大丈夫かよ。」と思われると思う。実際僕自身大丈夫かよ…。と不安7割期待3割で入社した。

最初の数ヶ月に及ぶ導入研修を終えると自分の所属する支店へ配属された。そう、ここからがストレス生活の始まりだった。最初の研修が楽しかったのもあり、まさに天国と地獄だった…。

 

生活リズムの変化

何が地獄だったのかと聞かれればまず出てくるのが生活習慣の変化である。大学生の頃の深夜2時寝からの昼前10時起き生活に慣れていた体は悲鳴をあげた。研修の時は会場が近かったのもあり、朝は7時に起きれば間に合っていた。

しかし支店配属後の起床時間はなんと朝5時起きだった。なぜこんなに早いのかというと、通勤に1時間かかる為、5:45分スタートのモーニングサテライトを視聴する為、1年目は支店準備も含め誰よりも早く支店に到着するという風習がある為だ。慣れるまでは気合で早寝をし、だいたい夜10:30までには寝るようにしていた。生活リズムの変化は思ったよりも体にストレスを与えていたのか、クローン病の症状が進行していたのかほぼ毎日下痢していた。


ふぉっくす
朝5時起きはリズム崩れそうだね(汗)
そにっく
銀行員の朝がこんなに早いとはさすがに知らなかったよ…

 

もしもこれから新生活が始まるという方は、新生活が始まる前にあらかじめ新しい生活リズムで生活しておきましょう。

 

右も左もわからない仕事

当然新しい事ばかりなので最初は右も左もわからない。しかし想像以上にわからない事ばかりだった。大学生の頃バイトである程度働くという事に自身を持っていたが、自分の仕事の出来なさと役に立たなさから挫折を味わった。会社の人も1年目という事もあり多めに見てくれるケースが多かったが、当時感じた不甲斐なさは今でも忘れる事が出来ない。恥ずかしい話だが、悔しくて家で涙を流した事も何度かあった…。

自分へのストレスはどうしようも無いが、このストレスが体への負担にも繋がっていたように感じる。クローン病の人はなるべく体や心への負担が少ない仕事を選ぶように言われているが、本当に就職先は考えて決める必要があると感じた。ただこの時はクローン病や潰瘍性大腸炎を疑ってはいたものの病院には行っていなかった。

クローン病で企業への就職を考えている人は多くいらっしゃると思いますが、自分のストレス耐性を考えた職場選びをしましょう。体調を崩してしまっては元も子もありません。ただどうしてもやりたい仕事や夢があるのなら、会社がちゃんと配慮してくれる会社なのかを調べた上で就職しましょう。

 

謎の発熱と腹痛とめまい

1年目のある日マクドナルドで試験勉強をした後に、友人と合流して海鮮系の居酒屋へ行く機会があった。海鮮系の居酒屋でご飯を食べお酒を飲んで家に帰った後に謎の発熱と腹痛とめまいに襲われた。あまりに腹痛がひどく、歩けなくなるくらいのめまいだったのですぐにタクシーを呼び、病院へと向かった。

病院で熱を測ると38.7分の高熱が出ていた。担当医に今日何を食べたのか聞かれた為「マクドナルドでコーヒーを飲んだ後、居酒屋で貝や魚を食べました。」と答えると、当たったのかもしれませんねと言われ、脱水症状もおこしていたので点滴の処置が施された。点滴され2時間ベットで寝ていると歩けるくらいには回復したので、なんとか家に帰った。翌日翌々日も体調は完治せず会社も休まざるを得なかった。

クローン病と診断された今この時の症状を振り返ると間違いなくクローン病の症状です。同じものを食べた友人は何も当たっていませんし、腹痛の感じがクローン病特有の腹痛にそっくりでした。個人的にマクドナルドのコーヒーの刺激が強烈だったのかなと思っています。この事件以降僕はマクドナルドに行く事は無くなりました。
ふぉっくす
トンカツは食べるようになった(第二話参照)のに、マクドナルドは行ってないの?
そにっく
うん。もうトラウマになってるよね…。笑

 

そんなこんなで社会人1年目をなんとか乗り越えました。同じような症状や関節痛からの発熱で年に5回くらい休んでしまいましたが…。上司によっては「風邪」と言う名のズル休みをしているように捉えられていたに違いありません…。クローン病が発覚するまでは…。次は遂にクローン病発覚の社会人2年目編です。次の記事でクローン病発覚までの流れを書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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